理想を突き動かすもの
こんにちは。イマヌエル・カンゴです。
ブログでもなんでも、書き始めるのが大変で、書き始めてしまったらすらすらと進んでしまいます。そんなもんなんですね。
全3回でお送りする「起業家セミナー in 名古屋」の記事も今回でラスト。
今回は岡田悠偉人さん、藤野泰平さんのような起業家たちが持つ「情熱」、モチベーションの保ち方を書いていきたいと思います。
これまでの記事を通して、彼らが凄いというのは十分にわかりました。
(実際には書いてあることの890倍くらい良いこと言っているので私ごときの記事を鵜呑みにせず自分の目と耳で確かめてきていただきたいです)
しかし、そこで重要なのは「なぜ彼らはそれを成し遂げるまで続けることができたのか」だと私は考えました。
午後の質問タイム、フロアからはこのような内容の質問が飛び出てきました。
「私たち一般ピーポーもモチベーションを維持したいですけど、どこかで〈欲〉が出てしまうんです。どうしたらよいのですか?」
まじでそこなんですよね。超わかります。
こうしてブログを書いている間も、目の前にあるゲームや本に誘惑され続けている私としては現在進行形での悩みなんですよ(笑)
世の若者たちを苦しめる悩みにお二方は別々の回答を示しました。
岡田氏曰く、「何かを成すことにモチベーションは必要なく、自分がやると決めた目標に対して計画を立て、それを着実に遂行していくことが重要」だそうです。
これ結構衝撃的だと思うんですけど、行動を起こす際にはモチベーションは必要ないってことなんですよね。岡田氏はかなり合理的思考の持ち主なので、仕事を行う際には人間の感情が入り込む必要はないと考えているそうです(手放しに賛同することはできませんが)。「看護師は患者の看護計画を立案するくせに自分の計画は立てようとしません。」と彼は口をすっぱくして言い続けています。毎セミナーで言っているような気がする(笑)
他方、藤野氏曰く、「やりたくないことはやらないようにして、自分が一日遅れたら日本が一日遅れることになると考えながら行動することが重要」だそうです。
やりたくないことはやらないようにすることの一例として、夫婦間の合意を形成したうえで家事をほとんどやらないようにしているようです(育児には積極的に参加する)。イクメンが流行するこの時代に逆行したスタイルをとるのも藤野氏なりのビジョンがあるから。普通自分の行動が一日遅れたら日本が一日遅れるなんて思いませんよね(笑)しかし、彼には実際に影響力があり、言っていることに説得力があるから許されることなのでしょう。何も成していない私が同じことを言っても知り合いから袋叩きにされるだけです。
どうでしょう、みなさん。実際にはもっといろんなことを言っていましたが、これらの話を聞いて「じゃあ私もそうしよう!!」と思えたでしょうか。
私は100%無理だと思いましたね。彼らと同じ感覚では立てないと思いました。
まず動機の重要な要因である、「幼少期の原体験」。彼らがケアワーカーを志すに至った動機は私たちとは違います。
送ってきた学生時代、食べてきたもの、誰と付き合ってきたかなど何から何まで違います。すべての事象が違うにも関わらず、動機だけ真似することはできません。
では立たないのか?いや、そうではないでしょう。
私たちは自分の「立ち方」、「モチベーションの保ち方」、「情熱を維持する方法」を見つけ出す必要があると思います。
みなが同じである必要はありません。自分のやり方があるはずです。
実は、彼らは共通してある一つの「解」の出し方を持っていました。
それは「本」です。
私たちが悩むことのほとんどは本屋に答えがあると。岡田氏は言います。
まあそうですよね。本はあまりにも偉大すぎます。
「知的好奇心を持ち続け、貪欲に読書し続けた者は幸福である」という言葉があるじゃないですか。聞いたことないですよね。私がいま作り出しました。
しかし世の中には読書を全くすることなく暮らしている人たちもいます。
まあそれはそれでいいと思います。サッカー界の至宝と呼ばれるネイマールがあまり読書家ではないだろう、ということもある程度推測できます。本なんて読まなくても成功できる人は成功できます。
でも私は凡人なので本を読まないと成功できないような気がします。私は他人よりも能力が低いということを自覚しているので、本を読むなりなんなりして頑張らなければいけません。
え?なぜ頑張るのか?動機は何なのか?
そこなんですよ。
今日の一曲
Simon and Garfunkel - Bridge Over Troubled Water