イマヌエル・カンゴのBLOG

一般看護師の陳述

EDMについての所感

 

こんにちは。カズッペです。最近ブログ活動をさぼっています。

 

突然ですが皆さんはEDMは好きですか?私は大好きです。

EDMとはElectronic Dance Music の略語でノリノリダンスを踊るための曲です。

ロックやポップス、ジャズやクラシックも好きですが、自宅で聴いている音楽はもっぱらEDMです。最近はAudien,Dubvisionなどを聴いています。

浴室で大音量のEDMを流しながら過ごす時間は格別です。クラブで朝が来るまで踊り明かすなんてのもこれまた趣があります。

 


Audien ft. Cecilia Gault - Higher

 

EDMと言えば「パリピの象徴」、「イケイケのヤンキーやギャルが聴いている」という印象が強いでしょう。

実際クラブに行くとその通りです。私のようなイモ臭い奴など存在しない空間が出来上がっています。女性への水着の貸し出しや、テキーラの無料プレゼントなんてのも日常茶飯事です。

男は女を嬲るような目つきで見ており、女もその期待に応えるかのようなファッションで挑発しています。性的欲求を満たすための社交場と化しているのが現状です。

 

三大欲求のうちの一つである「性欲」を満たすためにEDMを活用しているというのは非常に興味深いことです。クラシックやポップスではここまで公的な形で活用することは難しかったでしょう。

 

まあ大人の遊び場ですからなんでもいいんですけどね。風営法とかは守っていると思います。

ただこのような現状を目の当たりにして、そういったことに耐性のない人々がドン引きするのも無理はありません。「恐ろしい場所」だから近づかないようにしよう...となるのも仕方がないと思います。クラブとはそうゆう場所です。

 

でもEDM自体はどうでしょうか。

別にEDMは性交渉を推進する内容の歌詞を歌っているわけではありません。(中にはそうゆうのもありますがロックも大差ないです。)

 

私はEDMが素晴らしい音楽だと思っています。

迫力があり、単純なテンポがゆえに踊りやすい。バカでもわかる魅力があります。

そうかと思えば重厚な物語を緻密なメロディーに乗せて歌う曲も沢山あります。

世界で盛り上がっているだけの理由がわかります。

 

なのになぜ世間では「パリピの象徴」で片付いているんでしょうか。

私は悲しいです。EDMが好きと言いづらい雰囲気が。

将来ジジイになったときに老人ホームで踊れないのは苦痛です。

ここで一句、

「腰曲がり 耳聞こえずとも 踊りたい」

 


DubVision & Afrojack - New Memories (Official Music Video)

 

元凶はダンスクラブの経営にあると私は考えています。

一般的にライブハウスやコンサートホールといった「音楽を楽しむ場」では入場料の金額が、男だから高い、女だから安い、というようには設定されていません。

しかしダンスクラブだけはこれがまかり通ります。同じ音楽を楽しむ場なのに男だからという理由で高い入場料をふんだくられます。

背景には「女性的価値の商品化」があると思います。つまり相席居酒屋と同じです。

こっちは音楽を楽しみに来ているのに相席居酒屋で踊らされているのと変わりありません。

あとこのシステムに一番バカにされているのは「女性」です。このシステムの中では女性は単なる客寄せパンダにすぎません。

男性は金を多く払い、女性の性的価値を享受するという主従関係が生まれています。

性的価値を楽しむのが悪いとかではなくて、男性優位の上下関係が生まれているのが問題だと思います。

「安く済む」という理由で選択するのは女性自身の価値を貶めていることに気づいてほしいです。

そして来るならぜひ音楽を聴きに、ダンスを楽しみにきてください。

 

他にも解決すべき社会問題は多々あると思いますが、私にとってはこちらのほうが重要なんです。